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時刻を味方に付ける『取引時間』と『通貨ペア』

こんにちは。
ICHIHIROです。

今回は、専業トレーダーから副業トレーダーどちらの方にも共通する内容です。何かを学ぶ時には、足し算(猛勉強)、引き算(削ぎ落し)、掛け算(共同)、割り算(精査)という順番を得ます。

時刻を味方に付ける『取引時間』と『通貨ペア』

FXのマーケットは、24時間市場が動いているので、どんな時でも取引ができてしまいます。しかし、それぞれのマーケットには特徴もあり、取引されやすい主要通貨もある程度想定できます。

私は、兼業トレーダーから専業トレーダーになった時、「取引時間が増え、もっと収益を上げることができる」と思っていました。しかし、暇な時間ずっとチャートを見てしまい、無駄なトレードが増え、バランスが崩れ全く勝てなくなりました。

最終的には、欧州タイムしかトレードしないとルールを決めました。そして通貨も、ドル円・ユーロ円・ポンド円・ポンドル・ユロドル・ユーロ豪ドルと6通貨監視していましたが、ドル円とユロドルだけしました。

それではまずFXのマーケットを見ていきたいと思います。

FXの主要マーケット

①アジアタイム 9:00~15:00
②欧州タイム  16:00~23:00
③NYタイム  22:30~6:30
*厳密にはオセアニア、香港、ドイツ市場あるので上記時間帯は前後します

狙う通貨は、取引量の多い通貨でかつテクニカル分析が機能しやすい出来高の高い通貨ペアになります。

アジアタイムの特徴

トレンドが発生しにくく、ボラティリティの小さな時間帯となります。主な取引通貨は市場が開いている、円・豪ドルになります。*ドルは、全ての時間帯を通じて取引されますので、お勧め通貨は、ドル円、豪ドル円、豪ドル米ドルになります。

欧州タイムの特徴

トレンドが発生し、ボラティリティが大きい時間帯となります。15:00~ドイツ市場が開場し、16:00~ロンドン市場が開場します。世界の取引高第一位はこの、ロンドン市場になります。日本の約6倍、アメリカの約2.5倍となります。取引される通貨として、ユーロ・ポンド・ドルとなりますので、お勧め通貨は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユロドル、ポンドル、ユロポンになります。

NYタイムの特徴

欧州タイムで動いた後の調整の動きとされます。20:00からは、アメリカの経済指標が発表されるので、一時的な上下が多く荒れる動きをします。取引される通貨は、ドル・ユーロ・ポンドとなりますので、お勧め通貨は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユロドル、ポンドル、ユロポンになります。

■ポイント
米国債などを買う際、円→ドル と換金されます。すると円売り・ドル買いが起きます。つまり、ドル円は買われ上昇します。
一方、保有していた米国債を売る場合は、逆の動きとなるので、ドル円は下がります。これが、M&A、レパトリなどの資金移動による実需の為替の動きになります。

金融商品取引高

取引時間を選ぶ意味

サラリーマンの方であれば、5:00~の早朝(オセアニアタイム)、帰宅後の20:00~(欧州タイム~NYタイム)に取引時間が絞られると思います。
これは、ラッキーだと思っていいと思います。

現在の私も、欧州タイム付近までは、一切チャートを見ません。それくらいの距離感と制限があった方がうまくいきます。ずっと監視してもチャンスは早々あらわれません。

一番大事なのはあなたのライフスタイルです。

家族との時間も含めた意味です。トレード時間を増やして不幸になるなら本末転倒です。今の自分のライフスタイルの中で、どの時間をトレードに当てるか選択し、その時間帯に取引される通貨を選ぶ。そして、その時間帯に合った手法を選択し、フォレックステスターで検証し、「感覚値」を蓄積する。それがあなたのトレードスキルとなります。

例えば、あなたがデイトレーダーで、監視時間しかポジションを持たないトレードスタイルだとします。
通勤前の6:00~7:00だけに取引時間を絞ったのであれば、狙える値幅はMAXで20PIPS程になるでしょう(通貨ペアにもよる)すると、利幅も目安ができるので利確に迷いがなくなります。
時間も通貨ペアも制限するとチャンスは減るかもしれませんが、実際は全てがシンプルになりトレードそのものが「これでいいんだ」と悩みを解消するきっかけになったりします。

まとめ

①アジアタイム    09:00~15:00
 ドル円、豪ドル円、豪ドル米ドル
②欧州タイム  16:00~23:00 
ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユロドル、ポンドル、ユロポン
③NYタイム    22:30~6:30
ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユロドル、ポンドル、ユロポン

もちろん得意な通貨がポンドであれば、ポンド/豪ドルなども取引しても問題ありません。私の尊敬する及川先生は、ポンド/豪ドルも取引しています。しかし、ユーロ/ポンドは、取引せずポンドとユーロの強弱を見るために見ています。私もインデックス含め通貨ペアを10種類見ていますが、通貨の相関関係をみて強弱を判断するために利用しているだけで、実際は時間帯に合わせて取引する通貨を絞っています。

機会損失になると感じている方も見えるかもしれませんが、一度「欧州タイム、ユロドルのみトレードする」など絞ってみて自分の性格に合っているか試して欲しいと思います。

トレードを通じて共に成長していきましょう!
ICHIHIRO

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