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【2020年版】海外移住 日本の制度まとめ『海外転出届』『国民年金』『健康保険』・・・etc 

1日の5分だけ頂けると幸いです。
こんにちは。
ノマドトレーダーのICHIHIROです。

【2020年版】海外移住 日本の制度まとめ

海外に移住・留学・駐在する場合、海外転出届は出した方が得なのか否か・・・
元海外就職専門のキャリアコンサルタント勤務時代、色々調べましたので、その見解をお伝えしたいと思います。

■概要
①海外転出届
②国民年金(厚生年金)
③国民健康保険
④銀行のアカウント
⑤確定申告
⑥免許証の更新

それでは、順番に見ていきたいと思います。

(1)海外転出届

これは、出しておきましょう。
申請は、住民票が登録してある市役所へ行けば手続き対応、即日で完了します。その際、マイナンバーカードを返納します。(しなくてもよい)海外に1年以上住んでいる場合は、自動的に住民票が抹消されるようになっています。(しかし、届け出を出さない限りどうやって判断するのでしょうかね。知人は、10年以上海外に住んでいますが、未だに住民票が残っています)

■メリット
① 住民・市民税を支払う義務がなくなる
 ➡ 年間約24.4万円(年収500万の場合)
②国民年金保険料、支払いが任意になる
 ➡ 月々16.340円 
③ 日本の免税店が利用できる
 ➡消費税10%が免除されます。

■デメリット
① 国民健康保険が脱退となる
 ➡ 日本で全額医療負担(任意継続被保険も不可)
② マイナンバーが付番されない
 ➡ 銀行口座開設などできない場合も

■ポイント(メリット)
①1月1日の居住地(住民票の有無)によって、住民・市民税を払う義務が生まれます。
③海外就労者は可能。それ以外の方は2年以上海外に居住している方が対象となります。イトーヨーカドー、イオンなどスーパー、マツキヨなどのドラッグストア、さらにヤマダ電機、ビックカメラも免税+割引もあります。*6か月以内の入国スタンプ必須。

■ポイント(デメリット)
①病院に行きにくくなります。
②マイナンバーカードを利用したサービスが受けられない。(FX口座、銀行、確定申告など)

(2)国民年金(厚生年金)

現地採用で海外就職の方は、厚生年金がありませんので、国民年金対象者となります。海外転出届を出し、住民票がない場合は、支払いが「任意」になります。
駐在で海外に在住される方は、日本の福利厚生のまま厚生年金対象者となります。

ポイント
①国民年金保険料の支払い
通常、月々16.340円
2年前納だと若干安くなり377.350円(年間14,520円お得)
クレジットカード払いでは、1年分前納が可能(年間3500円お得)

(3)国民健康保険

国民健康保険を支払っていない場合、日本国内での医療を受ける場合、全額負担となります。

■ポイント
①医療は、クレジットカードの自動付帯保険を利用
日本出国後、90日以内であれば、海外でもキャッシュレスで無料で診察・治療を受けることができます。また、日本帰国から3日以内であれば、クレジットカードの医療保険で日本でも無料で診察・治療可能です。
(エポスゴールドカード・JALカードなど)
②一時帰国用の国民健康保険
住民票を再登録をすれば、一時帰国時に国民健康保険を利用することができます。しかし、明確に何日以上の滞在が対象など定められておらず市役所によっては、申請できない場合もあります。また、国民健康保険を利用できたとしても、病院側では、自由診察が適応される場合があり、医療費の300%請求などもあるようです。日本帰国時に病院に掛かる際は、民間保険もしくは100%負担で行くことになります。
自由診察:「日本国籍保持者のみ、未加入でも100%負担。それ以外(=外国籍)は200~300%負担」など病院が独自に設定できる。

③海外医療費の清算
国民健康保険がある場合一定の条件を満たせば一部払い戻しある「海外療養費」を申請することができます。

*注意
「海外で支払った治療費の7割」が戻ってくるのではなくて、日本で治療した場合にかかる費用に換算した7割」
つまり海外で盲腸手術100万かかった場合、日本で請求しても7万しか還付されません。それは、日本での盲腸手術が約10万程度だからです。

(4)銀行のアカウント

2018年12月以降、海外からの送金などする場合、マイナンバーカードを銀行に届けないと送金できなくなりました。(私の利用している地銀はだめ)

楽天銀行などネットバンクは送金可能ですが、いつまで利用できるかわかりませんので、海外転出届を完了する前にマイナンバーを取得し、各銀行のネットバンキングの登録をおこなっておきましょう。
2019年以降マイナンバーを申請しないとFX国内口座で取引できなくなります。

(5)確定申告

海外転出届をする前に、税務署のE-TAXなど申請を済ませておきましょう。マイナンバーがないとできません。

E-TAXの準備さえできれば、確定申告で日本に帰国する必要がなくなるので、必ず済ませておきましょう。
年金機構 ICカードリーダライタ適合機種はこちらのリンクから

高いものから安いものまでありますが、マイナンバーカードを利用でき、かつワイヤレスが断然おすすめです。(中古は不良品の場合があります。経験あり)

(6)運転免許証

海外で長くいると更新を忘れますので、期間が短い人は更新しておきましょう。最寄りの公安委員会へ電話し、更新の理由を伝えれば、運転免許更新の手続きを進めてくれます。
必要書類等詳細は、こちらの警察庁のホームページを参考ください

まとめ

私は、海外のキャリアコンサルタントとして働いておりました。その際、海外に転職される方には、海外転出届を出しておく事を進めておりました。
しかし自身も含め『現地採用』と言われる海外の現地法人企業への転職は、待遇面はかなりブラックなのでお勧めはしません。


「憧れの海外転職」という言葉もありますが、20代の7割くらいは2年以内に帰国します。それくらいギャップがありかつ将来性はありません。
企業は駐在員の代わりに安く語学力が高い人を雇いたいので、現地採用のポジションとして求人を募集しています。

役員クラスなどポジションの伸びもありませんし、恒常業務がシステム化されておらず、業務に忙殺され成長できる環境は整っていないところがほとんどです。給与・待遇が安くても、突破力(自分切り開ける)のある方、ベンチャー企業向きの方は、目指してもいい気はします。しかし、若いうちに投資・企業資金が作れないので、やはりビジネス教育が充実している日本企業の就職・転職をお勧めするというのが、海外の求人を見てきた私の意見です。

働きながら、副業を構築するのが精神的にも楽で、成果も残しやすいと思います。
もしご興味あれば、コンタクトフォームよりご相談ください。

 

トレードを通じて共に成長しましょう!!
ICHIHIRO

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