こんにちは
ICHIHIROです。

今回は、感情をコントロールするための訓練の一つ、瞑想についてやり方をご説明します。

マインドフルネス瞑想の効果とやり方

①マインドフルネス瞑想の効果

①前頭前野を強化すること
②扁桃体の活動を抑えることができる
③腹筋が鍛わる
④睡眠の質が向上
⑤集中力が上がる

（1）前頭前野を強化することができる

前頭前野とは人間の「理性」を司る部分になります。
「感情」を司るのが「扁桃体」になります。
そして、扁桃体を抑制・コントロールする部分が前頭前野となります。

マインドフルネス瞑想をすると前頭前野が強化されると科学的に証明されているようです。

（2）扁桃体の活動を抑えることができる

扁桃体は、生命の危機から私たちを守るために、瞬時に対象を評価します。

好ましい対象には好意的な感情、好ましくない対象には不快な感情が発生し、それによってその後の行動が変化・決定されます。

例えば、
大蛇を見た時、「ぎゃっ」となります。そして、「危ない。逃げないと」という行動に移ります。扁桃体は、「やばい」と評価し、それが感情・行動となって表れるという仕組みです。
（FF7でいうと、初期ほぼ倒せないミドガルズオルムから逃げる感じです）

それは、「生存」が人間の本能だからです。
「ヘビ」＝「危険」＝「恐怖」＝「逃げる」・・・・
このように、あなたの生命を維持するために情報を次々に連想していきます。

ここから話をトレードに戻すと
現代は生命活動に直結するモノは「お金」という認識が強く、失うことが「生命の危機」と連想されます。（お金のパラダイムを変えれば縛られない）

トレードは、お金を増やすツールではあるものの、減ることもあります。多くの方にとって負け続けたり、大負けをすると

チャートを見ると、先ほどのように情報を連鎖し
「チャート」＝「お金を失った」＝「危険」＝「逃げないと」・・・

生命を維持しようとします。トレーダーの場合どうなるのか？
悲しいことにお金を飛ばしてしまいます。そうすれば、私たちはトレードができなくなるのでチャートを見なくなりますよね。こういうロジックで、資金を飛ばしているのです。

これが、トレードの世界から見た「脳の仕組み」の一部です。
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ある研究によるとマインドフルネス瞑想を続けると扁桃体が小さくなると証明されています。
つまり、マインドフルネス瞑想は、前頭前野の機能を強化し、扁桃体の台頭を抑えくれる一石二鳥のアクションプランとなります。

激昂するなど思い当たる節がある方にこそマインドフルネス瞑想を行い
前頭前野＞＞扁桃体
で感情をコントロールできるようになって相場の世界だけでなく、社会生活でも活かして頂ければと思います。

②マインドフルネス瞑想のやり方

「マインドフルネス」とは、自分の気持ちを“今、この瞬間”に意図的に向けて、現実をあるがままに知覚すること、あるいはそうした心の状態を体得するためのトレーニングを指す言葉です。by辞書

瞑想は、ヨガの統合の部分になります。これは、禅の考えと同じく「今」「この瞬間」に集中することです。
相場も同じだと思います。「今」「この瞬間」の値動きが全てです。

（1）腹式呼吸

呼吸は、活性酸素を排出する機能があります。
しかし、通常の胸式呼吸ではおよそ3割しか活性酸素を排出されません。

■腹式呼吸やり方
背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、丹田（おへその下）に空気を貯めていくイメージでおなかをふくらませます。
次に、口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、体の中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで空気を吐くのがポイントとなります。

（2）瞑想

座禅を組むときは、座布団を引き背筋が伸びるように調整します。目を閉じて複式呼吸を意識しながら呼吸を進めて行きます。

そして、目を瞑りながら、呼吸をしていると、色んな過去・想い・出来事・どうでも良いような事が浮かんできます。

「今日は、何食べようかな～」
「昨日の○○良かったな～」

それらを無理やり消したりせず、その浮かんできたものを観るのです。「無心は難しい」「集中できない」とかと勝手に勘違いしがちです。

人間が一つの事に本当に集中出来る時間は、最大で8秒と言われているので諦めましょう。自分でハードルを上げなくても大丈夫です。

浮かんできた雑念を、「これは後から考える」と横に置いておくイメージで、少しづつ減らしていきます。
最初は、「集中➡雑念➡雑念➡雑念➡集中」の繰り返しですが、段々と集中できるようになります。

この時のポイントは、「呼吸に集中」することです。プラスお勧めとしては、耳栓を使うとより集中できます。（瞑想用の音楽も良いですが、私は耳栓に落ち着きました）

朝は起きた後、夜は寝る前にするのがお勧めです。それは、朝は、θ波からの流れが睡眠から続いているからです。そして、寝る前は、θ波の状態に入り易くなります。さらに良いところは、睡眠の質が圧倒的に上がります。

寝起きの「ぼ～っ」としている時、その瞬間に実は私達の脳波は「θ波」が多くなっている状態です。

その状態は純粋に何にでもなれるよ！という理屈が抑えられている状態です。この状態が、潜在意識にお願いを刷り込む最適な時間になります。

瞑想の時間は1分でもOKです。継続習慣の方が大事です。

まとめ

マインドフルネス瞑想によって「今、この瞬間」の瞑想に自分の意識を持っていって集中する事により「脳」は、その間は他の事を考えられなくなるのです。そうやって、強制的に「脳」を休めさせるのです。

人間の「脳」は休む事なく、毎日、毎日、働いてくれています。

私達の「恐怖」「不安」「心配」「憂い」は「過去」と「未来」からやって来るのですが、そんな事を考えている時は膨大なメモリとエネルギーを消費してしまっています。

自律神経も整い、イライラする事もなくなり、心も落ち着いてきます。マインドフルネス瞑想は、脳を休ませ、無駄な思考を止めることができ、より生産性の高い思考へと導いてくれます。必然的に「脳」のパフォーマンスが向上します。

トレードを通じて共に成長していきましょう！！
ICHIHIRO