こんにちは。
日本の梅雨は大したことない!
エアコンも扇風機も使わず過ごしているいちひろです。
利益を上げるための3要素
トレードスキル・資金管理・メンタル
今回は、メンタルについてお伝えしたいと思います。
メンタルは鍛えることができない ~己と向き合うためには~
自分を制した者が、トレードの世界で利益を上げ続けることができる
自分と向き合い続けて、自分をマネジメントできる人間がトレードで勝つことができる。
トレードの世界では、メンタルが大事だと表現されています。
このような言葉は、書籍やブログで何度も散見されます。
しかし、それで!?実際のアクションは??
成功本と同じく、実際のアクションの記載がないため、私はこの課題を解決するためにどうしたらいいのかまったく分かりませんでした。連敗して調子を狂わせ、含み益が含み損となり損切を何度もできず(プロスペクト理論)、一撃で飛ばしました。借金も負いました(500万www)
私自身も一体どうしたらいいと悩んで悩んでいろいろ試しました。
その飛ばした回数と飛ばした資金数千万の私が、どのように「メンタル」と言われるものを克服したのか・・・
もちろん人それぞれ合う合わない解決法があるかと思いますが、一例としてお伝えしたいと思います。
まず大前提に、メンタルは鍛えることができません。本ブログで何度もお伝えしている内容化と思います。正確には、メンタルが強くなるのではなく「慣れる」という表現が正しいと感じます。
また日本人は、「勉強」すれば成果が出ると勘違いしています。
テストで点数を取ることが「良い」と育てられた義務教育の弊害でしょう。
■余談
私の知人の息子は、某有名私立のKO大学を中退しています。その彼は、世間一般でいう有名企業には努めることができず、心を病み30歳近くで実家暮らしアルバイトで生活をしています。
その彼が、今「英語」を勉強しています。
仕事で使うことも、海外旅行もいかないのにです。
なぜだと思いますか?
過去「勉強」をすることで家族や周りに評価されてきた彼は、目的も手段もない「勉強」をして自己肯定感を維持しようとしています。
この方の「勉強」の話は一例ですが、世の中の多くの方がこのような認識でしょう。私もその一人です。問題があると勉強すれば解決できると信じていました。だから、トレードの「勉強」はたくさんしました。数十冊も本を読み「知識」は人一倍つけてもなお、結果には結び付きませんでした。知識は実践してこそ知恵となります。
トレーダーの成長 ~正しいステップ~
①正しいトレードの認識を知る
■一攫千金は稀中の稀
多くの方が勘違いしている部分になるかもしれませんが、一撃5000万などは滅多にありません。そういうギャンブル的観測、希望は一番初めに捨てるべきです。しかしながら、潤沢なる資金で、大きなリスクを負った場合のみ可能でしょう。一方でFXのメリットは、レバレッジをかけることが可能なことです。私が所属しているコミュニティでは、実際に10万円を1か月で60万、1000万円にされた方も見えます。一概には否定しませんが、実際少額資金を1年間あれば100倍くらいには可能であると思います(BNFやCISなど天才といわれる人、例外中の例外です)
■負けるもの
100%の勝率は存在しません。(もしあるのであればダイレクトメールください)その多くが、ドルコスト平均法、ループイフダンで、損切をしないだけです。年に数回訪れる大きなトレンド相場で吹っ飛びます。
トレードはやればやるほど勝率は50%に近付いていきますので、やらない事が実は優位性が高くなります。
■利大損小の仕組み
トレードは、何度も損切をする中、たまに勝って利を積み上げる戦略ゲームです。
「リスクリワードがいい勝負=優位性の高い場面」でお金を掛けるのでトータルでプラスになります。また損失を抑えるというリスク管理が最大の武器になります。そして、思惑と外れたら建値決済や損切前に撤退することで、平均損失を減らします。その結果「利大損小」のトレードができあがります。これが人間の本能「損を先送りにする。受け入れられない」ため、トレードの難しい部分の一つになります。
■1回のトレードにこだわらない
チャンスは何回も訪れます。しかし、1回1回のトレードにこだわりすぎて一撃で資金を失うという経験はないでしょうか。または、エネルギーをt回過ぎて疲弊する。そうするとチャンスが来た時に大きなリスクを取れなくなってしまいます。コツコツ建値で逃げておいて、たまに思惑通りいく。トレードってそれくらいでいいのです。
②フォレックステスターでトレードスキルを身に着ける
■職人と同じくスキルが必要
トレードスキルなくして、相場では利益を出すことはできません。フォレックステスターで1通貨、最低3年分はトレードしてスキルを磨くと共に「感覚値」を身につけましょう。
ここに関しては、記事やYoutubeでもご紹介していますので割愛します。
【FX手法・検証の目的】感覚値を積み、リスクを取るタイミングを知る!
③自分の性格と向き合う
ここが今回の記事のテーマになります。アンカー理論、プロスペクト理論など期待値のパラドックス等など学説があります。①正しいトレードの認識が腑に落ちているならば、感情が揺さぶられにくくなるでしょう。
人間は「本能」で損を受け入れられない生き物です。
だからメンタルは鍛えることができないと私は表現しています。私の無料レポートもそこに触れていますので、一読して頂ければ概要はつかめると思います。
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損切後、想定方向に大きく伸びる。
利益確定後、大きく伸びる。
含み益が消えて、損切になる。
往復びんた。買っては負けて、売っては負ける。
なぜなのでしょうか。
チャートを見ているその瞬間の感情トレードをしているからです。すると不思議なことのその感情を呼び起こす現実が引き起こされます。
また、トレードする枠(軸)がないことも大きな要因の一つです。(トレードスキルに関わるセットアップ枠(軸)があるけども、ブレイクスルーできない人に効果のある内容です)
感情ノートを書く
私は、トレードノートに感情の機微を記載するように推奨しています。あとから見返すと、こんなところでエントリーしていたんだ。チキン利食いや、チキン損切など意思決定を妨げる感情を俯瞰的に見ることができます。それがトレーダーのメンタルの成長にも活きてきます。
さてみなさんも以下似たような経験をしていると思います。
セットアップ通りのエントリーをしました。
しかし、それからもみ合いになり上下行ったり来たり。含み益・含み損を繰り返し、ポジション保有時なんとも煮えくり返らない思いをします。そして最後には、逆行して損切となる。
私は、今までは上記のように損切まで耐えて持つようにしましたが、含み損を持っている時間と気持ちが全く生産性がないと思いました。(メンターは即撤退を推奨している)
そしてポジション保有時間中は、
「一旦ちょいプラスで撤退しておけよ」
「いや、自分のルールだから損切まで持つべきだ」
「利確まで持つ!!」
さまざまな感情が浮かび上がってきます。
ですがポジションを持った瞬間の相場と、5分後15分後、時間が過ぎた相場は全く別です。そしてヨガの思考と同じく「今この瞬間」がすべてです。(時間が経てば経つほど優位性は下がっていきます)
以下の画像を見てください。
トレンドフォローのエントリーで売りをしたと仮定します。
巡行しない時間が続き、その期間にできたレジスタンスラインを上抜けしてきました。
➡損切ライン到達前に一旦撤退する
すると当初の損切ライン(損切ライン25PIPSリスク10%とします)に到達前に、5PIPSで撤退します。すると実際のリスクは1/5で2.0%となります。このリスク許容量は教科書で紹介されているパーセンテージです。コツコツとちょいマイナスを繰り返し、たまにしっかりと取る。
これが口座が増えるスタイルの一つになります。
ですが多くの人が、この「撤退」を苦痛に感じく実行できません。
お金が減るのが嫌
まだ持っていたら伸びたかも
損を確定したくない・・・etc
こういった感情が、意思決定の障害となるでしょう。ですが、その瞬間がすべてで、短期的にレジスタンスを超えていくのであれば、「売りの根拠が否定」されたので、一旦手じまいするのが合理的でしょう。
どうして嫌だったの?
何で躊躇したの?
どうして利確ラインまで持てなかったの?
上記のような質問を自分に問いかけて、感情をノートに書いていくのです。
ここで、話は少々飛びますが、
直観は約90%当たると言われます。
ある程度トレード歴のある方であればエントリー後、「これ違うな」など違和感を感じたことがるはずです。これは、直観と近いものです。
私の場合はほぼ当たります。ですので、自分の感情を素直に受け入れ行動すると結果的にうまくいきます。
この域に達したのも、エントリー後、即逆行された時、なんか違うなという「違和感」通りに損切しない経験を何度も何度もして大きく負けて後悔したからです。
実際にトータルプラスになる経験をすると、難なく実行できるようになります。これはフォレックステスターで型を作り、リアルで実際に感情を受け止めるという過程を踏むと会得することができます。
自分の気持ちに蓋をしない。そういった訓練になります。
日本人は、教育課程や親の影響で自分の気持ちに蓋をしがちで、同調圧力が強い国民性も足かせになっています。
*先ほど、感情トレードは良くない(トータルでマイナスになる)とお伝えしましたが、それはセットアップの枠がない人が・・・・という意味合いです。
まとめ
自問自答しノートに書いてそれを振り返り、己の感情や想いを知る。
自分の気持ちに素直になると、直観力(感覚値)が増し、トレーダーにおける裁量部分の能力値が格段に上がります。
これがAIでは到達しえないあなたのアドバンテイジになります。
但し、トレードスキルが身についてかつセットアップの枠が明確な方に限ります。まだセットアップが固まっていない方は、本ブログやYoutubeで手法(テクニカル設定)を抑え、フォレックステスターで検証作業を行ってみてください。
トレードになれる訓練もあります。
こちらの記事を参考に「スクラッチトレード」
損切が苦痛【逆張りスクラッチトレード】 克服するための2つの手段
トレードを通じて共に成長していきましょう!
いちひろ