こんにちは。
ICHIHIROです。
今回はトレーダーの思考・感情に関わるお話をしたいと思います。
『インナーチャイルド・インナーペアレンツ』
そもそもインナーチャイルドとは、心理学のある分野で使われている言葉です。WEBで検索するとほとんどが心理カウンセラーの営利目的の内容もしくは、
具体的に何をやったらいいか全く述べられていないので
今回、私の実体験をもとに解説したいと思います。
意識の世界の話なので、少々捉えにくい内容となってしまいますが、お付き合いいただけるとうれしいです。
基礎知識 ~概要~
無意識のプログラム(後天的)Limitting belief(リミッティングビリーフ)
5歳まで形成されるのが【インナーチャイルド】
5~13歳までに形成されるのが【インナーペアレンツ】
■インナーチャイルド
特に母親に十分な愛情をもらってないと、愛情不足になり、愛情欲求、自分をもっと満たしてほしい気持ちは、承認欲求となり。それが大人になると増幅される可能性があります。
「自分を認めて、褒めて、愛して、自分を見て」といった 気を向ける行為
➡人からエネルギーを奪う行為をするようになります。(エネルギーヴァンパイア)
■インナーペアレンツ
思考の癖です。親の思考の癖(刺激に対しての思考の癖)が移ります。
クレーマー気質の人は、親も同じです。親の言葉使い、人との接し方、何かあった時の反応の仕方、全てが移ります。
親の思考=フィルター➡あなたの脳から言語化されます
脳の思考には、『顕在意識の思考』と『潜在意識の思考』があり
潜在意識は、約1000万ビットの思考力
顕在意識は、約126ビットの思考力
潜在意識の世界では、3次元のルール関係なく(時間的概念など)思考し続けて処理された後、少ない情報が、あなたのフィルターを通して言語化されます。
インナーペアレンツのフィルターを通して言語化すると、それが本当に自分が思った事と捉えてしまい、意志とは逆の行為を取ることもあります。これらが、無意識のプログラムになります。
あなたへの影響は?
考え方の癖や、行動パターンで影響があります。
例えば、
何かが起きたときに「自分が悪いんだ」と考える癖があり、すぐに「すみません」という言葉を発してしまうなど。
それは、子供の頃に親から怒られた時の反応が起因しています。
子供にとって十分な愛情、安心感を得る事ができない状況は、両親に癒されるどころか、生存の危機に繋がってしまいます。
具体的には、
厳しいしつけ、完璧を求められる、認められない、キツイ言葉などなど・・
しかし、その状況を乗りこえるために、子供たちは、未熟な思考力と経験でいろいろな案を考えます。
そしてその案は、逃避によって痛みを避ける行動パターンとなることが多く、そのパターンをなんどもなんども経験すると、どんどん深く、どんどん心の奥に「潜在意識」に刷り込まれてしまいます。
その痛みを避ける行動パターンを作っていく過程では、自分のセルフイメージや価値観が歪められたりします。
逃避 例
・顧客からのクレームメール返信を後回しに
➡親から怒られたとき、逃避する行為
・新しいことに挑戦することができなかったり
➡いつもと違うことをすると、「ばかやってないで・・」「人に迷惑になるから」と親から制止された経験
・頭ではわかっている損切ができない
➡苦痛から逃れる行為
*補足
「損切トレード=悪いトレード」と認識し、苦痛・嫌な事から逃げようとする。「お金を失う=生命の危機」と捉え潜在意識(本能)がギャンブル的思考を選択する(プロスペクト理論)
価値観の歪み 例
・私はバカだから怒られる。怖いなぁ。
➡怒られないようにするにはどうしよう?でも親から怒られるのはイヤだ。
➡自分を守らなくちゃ。殻にこもろう。
・私は認められない。
➡なんで認めてくれないの。こんなに頑張っているのに。私は無能だ。
このように、回避するためにセルフイメージに歪んだ認知(バグ)を創ってしまうのです。
無意識に刷り込まれていったインナーチャイルドが、「反応」で感情が湧き上がったり「反応」で行動をしてしまい、頭では分かっていの「できない」という行動パターンに陥ります。
どのように歪んだ認知を直すか?
心理療法では、過去に遡り当時の体験(トラウマ)の記憶から、思考の癖に気付いていく・・・というのが一般的だそうです。
インナーチャイルド・ペアレンツは突き詰めると、前者は「承認欲求」、後者は「思考の癖」になります。これは、日々の生活から行動して変え、習慣を変えることで直すことができます。
アクションプラン
①神社参拝
②自己肯定感を高める
③親元を離れる
①神社参拝
「○○神様がついている」という思考のベースを作ることができます。自分自身を決して見捨てず見放さないというモノを認識するのです。(承認欲求)
私も、大嘗祭の日に伊勢神宮神に参拝に行き、感情が大きく変わりました。
「天照大御神様がついている」と思えるようになり、トレードでは、自分の力で勝ったわけではなく、「○○神様のおかげ」と感謝をする事で、傲慢さがなくなり、今まで大勝した後の大敗がなくなりました。自分の感情が引き寄せられる。相場を通じて返ってくるので、感謝することが起きやすくなります。これは抽象度の高い起因を設定することで、普段の出来事から満たされる要因を認識するようになります。○○のアンテナを張るともいいますね。
認知の例
車で事故をした際の認識
A:せっかくの車が廃車だ・・・最悪
B:命が助かってよかった・・・感謝
同じ事象でも捉え方が変わってきます。プラス思考に「感謝」が付随します。
②自己肯定感を高める
こちらの動画で解説しております。
追記
■マインドフルネス瞑想 例
➡潜在意識に働きかける行為になります。
1日12分程 呼吸に意識し「無心」を心がける。ある程度時間がたち、邪念が浮かばなくなったら、エレベーターで地下に行き潜在意識の部屋に入るイメージをします。そこで、自分の理想の未来を創造する。その創造には、感情が伴うワクワク感があると潜在意識に働きかけやすくなる。その感情を得るための手段を潜在意識が探そうとします。
瞑想を継続してやっていると「これ探してた○○」「このアイデア・・」などふとした時、降りてきます。最近では、Youtubeの動画やビジネスアイデアなどはこのひらめきを元にしています。
③親元を離れる
どんなに年をとっても親からみたらあなたは子供です。つまり、あなたは「子供」と認識されているので親のイメージ通りの人間になってしまいます。(量子力学の二重スリット)
*親が秀逸(松下幸之助さん、マザーテレサ、ウォーレン・バフェット)で、自分の望むべき思考を持っていたら離れる必要はありません。
環境が変われば人生は変わりやすくなります。親はあなたのインナーペアレンツを形成したそのものです。同じ思考が嫌であれば今すぐに引っ越しましょう。
あなたの友人5人があなたを形成し、収入も同じくあなたの身の回りの平均値で形成されていると言われます。既に成果を出している人と一緒に居る事が一番の近道かもしれません。
まとめ
今回は、要点だけまとめてインナーチャイルド・インナーペアレンツについて解説しました。トレードで「エントリーを躊躇する」「損切が苦痛」といった感情は、「完璧を求める行為」「失敗をNOと言われた経験」など、インナーチャイルド・インナーペアレンツが大きく関係しています。
だからこそ、トレードでは人間を再構築する必要があります。これがマインドセットと言われる部分になります。
日々の生活からできる事は、お伝えさせて頂き巻いた。
やるかやらないかはあなた次第です。
初めに行為ありき
PS
こういったトレードと日常の関係を、無料レポートでまとめてあります。
右側の欄より無料で読めますので、気になった方は是非一読ください。
あなたのパラダイムを変えるきっかけになればと思います。
トレードを通じて共に成長していきましょう。