こんにちは。
ノマドトレーダーのICHIHIROです。
損切は必ずしろ。などどの書籍でも言われていますが、それができない。0から100へのステップを求められても、それができないんです。
私は、何度もこう思っていました。
だ・か・ら・・・具体的に何をすればいいんだよ!!!と。
今回は、損切を苦痛に感じる、または損切ができない人のために、実体験からどうすればいいのか、2つの手段をご紹介したいと思います。
なぜ損切を苦痛に感じるか?
具体的な実践的な方法をご紹介する前に、なぜ損切が苦痛になるか紐解いていきたいと思います。
トレードでは、エントリーと利確もしくは、損切によってエネルギーを消費します。ドラクエなどのMP(マジックポイント)に例えると分かり易いでしょう。
MP消費し続けると、ゲームの中では呪文が唱えられなくなってしまいます。トレードでは、適切な判断でエントリーができなくなってしまいます。理性が吹き飛び動物脳が台頭して、IQが極端に下がってしまいます。
それが、飛びつきエントリーやリベンジトレード、損切を解除するなどとして、トレードでは損を生む行動として現れてしまいます。
■補足
後の動画、資金管理で解説しますが、潤沢な資金があれば損切はしなくてもいい。また損気幅については、狭め過ぎずある程度遊びを持たせると良いと考えています。○○PIPSですか?などは、不毛な議論です。相場次第で相場に合わせるだけになります。
まず損切が苦痛という方は、以下の4点を確認してください。
①失敗を受け入れているか
②完璧を求め過ぎていないか
③私生活で「あなたの我」を押し付けていないか
④問題が起きた時、他人を批判していないか
一つでも当てはまる方は、損切が少なからず苦痛に感じるはずです。
それは、全て「自分が正しい」「自分が間違っていない」という価値観から来ています。損切とは負けを受け入れる行為に他なりません。
しかし、日本の教育は、「正解」を求められ「失敗」を非難する社会を目指しているので、根本的に私たちの価値観とトレードで稼ぐための価値観が異なっています。
トレーダーになるためには、今まで培ってきた価値観を変える必要があるのです。トレードスキルは簡単につきますが、価値観を変えることが難しいので、ここがトレードは難しいと言われる所以だと思います。
また、抽象的な言葉でいうと、思考パラダイムが「お金」で生きているため、お金に揺さぶられる「お金の奴隷」となっている可能性があります。
今までの日本社会で生きるために培われた価値観が、損切を苦痛に感じるようになっています。
では、どのように、苦痛を減らすかについてご説明したいと思います。
①スクラッチトレード
スプレッド分を獲得したらすぐに利確するトレードの練習方
これは、ファンドトレーダーが新入社員にする訓練です。トレードのエントリー・利確(損切)に慣れるために行います。また、短期足の一瞬の動きを読む「感覚」を養うためにも行われます。
トレードの目的が、「お金を稼ぐ」ことでない事にも注目です。「目的」が変わるだけで、ポジションに対する執着がなくなり、トレードがより簡単になります。
手法は何でもいいですが、今回ご紹介するのは、
『5分足でRSIの買われ過ぎ70以上、30未満で逆張り』を行ってもらいます。
■テクニカル設定
5MA、13MA、21MA、RSI14
ロウソクの伸び方や実体の幅、MAの乖離などでフィルタリングしていくと、勝率70%以上でスクラッチトレードができるようになります。
スクラッチトレードは、リアル口座の最小単位で実際にお金を掛けてやるとより効果があります。
②世界のヨコサワ
プロポーカープレイヤーを紹介しています。
Youtubeチャンネルはこちらからどうぞ
プロポーカープレイヤーの生活を放送しているのですが、動画自体、普通に面白いのでみて見てください。期待値を追う考え方、リスクを負うベットなど、トレーダーに通ずる部分が多く、とても参考になります。
私は、この方の負け額と潔さをみて、たかだか数千円~数十万円の損切で躊躇し、気持ちが揺さぶられている自分が、「ばからしい」、「なさけない」と思い損切の躊躇をぶっ飛ばす、きっかけになります。(私はこれでより潔くなりました)
トレードに関係のないプロポーカー選手の動画が、お金に対する執着を手放すきっかけになるかもしれませんので、色々試してみるといいと思います。
■まとめ
損切が苦痛という方は、「我」「自分が正しい」「負けを認められない」など自分の価値観に原因があります。付随して、自己資金に対してポジション量が大きすぎるという別の問題もあるかもしれません。(億トレーダーのAKIさんは、1億5千万円持ってても、数十万の損切で苦痛にかんじているようですが・・・)このスクラッチトレードは、エントリー後即逆行するなど悩んでいる人にとっても効果があり、エントリー精度向上のきっかけになるトレード練習法・思考法になると思いますので、是非やってみてください。
トレードを通じて共に成長していきましょう!!
ICHIHIRO